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浦和とガンバ、2000年代の黄金期。
“優勝決定戦”を経てのACL王者。 

text by

飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byJ.LEAGUE

posted2019/05/12 11:00

浦和とガンバ、2000年代の黄金期。“優勝決定戦”を経てのACL王者。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

2000年代後半に黄金時代を築いた浦和とG大阪。それぞれアジア王者に輝くことになる。

両チームとも後のアジア王者に。

 14年目にしてついに手にした王者の称号。最終決戦で改めて誇示したリーグ随一の戦力をベースに、日本一のビッグクラブは次なる野望として、アジア制覇を誓った。

 一方、敗れたG大阪の最終成績は勝点66、得点80、失点48。優勝した前年は勝点60、得点82、失点58だったから、得点力をほぼ維持したうえで、失点を激減させ、2勝分の勝点を積み上げることに成功している。数字がその進化を証明していた。

 翌'07年、浦和が日本のクラブとして初めてアジア・チャンピオンズリーグで優勝すると、'08年には、その浦和を準決勝で倒したG大阪がアジア王者に輝き、日本のクラブによる連覇を達成。対照的な両チームのライバル関係は、その後もしばらくJリーグを盛り上げていくことになる。

■2006年Jリーグ ディビジョン1 第34節第1日■
2006年12月2日/14:04キックオフ
埼玉スタジアム/入場者数62241人

浦和3-2G大阪

【得点者】浦和:ポンテ(27分)、ワシントン(44分)、ワシントン(59分)、G大阪:マグノ・アウベス(21分)、山口(78分)
【警告】浦和:鈴木(16分)、ネネ(34分)、闘莉王(71分)、ワシントン(84分)、G大阪:橋本(37分)、シジクレイ(52分)、播戸(63分)、家長(69分)

【出場メンバー】
<浦和レッズ>
GK 1 山岸範宏
DF 19 内舘秀樹
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 5 ネネ
MF 14 平川忠亮
(→83分 FW 30 岡野雅行)
MF 13 鈴木啓太
MF 17 長谷部誠
MF 8 三都主アレサンドロ
(→73分 FW 11 田中達也)
MF 6 山田暢久
FW 10 ポンテ
(→83分 DF 2 坪井慶介)
FW 21 ワシントン    

監督 ブッフバルト

<ガンバ大阪>
GK 1 松代直樹
DF 2 シジクレイ
(→60分 FW 16 前田雅文)
DF 5 宮本恒靖
DF 6 山口智
MF 21 加地亮
MF 17 明神智和
MF 27 橋本英郎
(→54分 MF 7 遠藤保仁)
MF 14 家長昭博
MF 10 二川孝広    
FW 11 播戸竜二    
(→77分 FW 19 中山悟志)
FW 9 マグノ・アウベス

監督 西野朗
 

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