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難病を乗り越えたオリ安達了一。
貫く“ショート”へのこだわり。 

text by

米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byKyodo News

posted2019/03/11 10:30

難病を乗り越えたオリ安達了一。貫く“ショート”へのこだわり。<Number Web> photograph by Kyodo News

キャンプやオープン戦では大城、福田らとのポジション争いが勃発。開幕に向け、先発ショートの座をかけて戦い続ける。

レギュラー奪取のカギは打撃。

 こだわるのはあくまでも先発ショート。守備の安定感はチーム随一だけに、鍵となるのは打撃だ。

 昨年は打率2割1分9厘に終わったが、今年は崩れていた自分の形を取り戻し、手応えをつかみかけている。

「今年は最低でも2割8分が目標。それだけ打てば盗塁も増えるだろうし。

 プロでやるからにはやっぱりレギュラーで出続けたい。それに今年は3年契約の1年目だから、大事に、しっかり結果を残したい。『3年契約だからって安心してやっぱダメだった』みたいに思われたくないですからね」

 守り続けたその場所に、今年も立ち続ける。その覚悟が、安達を支えている。

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安達了一
オリックス・バファローズ

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