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<553日ぶりの銀盤復帰>
浅田真央「大人の滑りを見てもらいたい」 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2015/10/16 06:00

<553日ぶりの銀盤復帰>浅田真央「大人の滑りを見てもらいたい」<Number Web> photograph by Asami Enomoto
昨年の世界選手権以来、1年半ぶりとなった復帰戦。いきなりトリプルアクセルを決め、観客を魅了。銀盤に戻った彼女は今後どんな“飛躍”を見せるのか?

 その4分間は、あっという間だった。淡い紫色の衣装に身をつつんだ浅田真央が、白いリンクで軽やかに舞う。女子最高難度の技であるトリプルアクセルの成功さえ背景に溶け込んでしまうほど、切れ目なく綴られる物語のような4分間だった。

 試合復帰を宣言したのは5月18日。注目と期待を一身に集めながら、佐藤信夫コーチと共に練習を重ねてきた。

「1年休養していた中で、たくさんの若い選手が頑張っているのを見ていました。女子のレベルは上がっている。復帰に向けて少し不安はあります。でも本当に自分が戻ってきたいと思って戻った舞台。とにかく前に進もうという気持ちが強いです」


 自分に課したのは『去年の世界選手権で優勝した時のレベル』。つまり「トリプルアクセル」「3回転+3回転」「ダブルアクセル+3回転」という3つの大技すべてを入れることだ。単なる復帰ではなく、再び世界のトップに立つことが大前提だった。

 強気の浅田に比べると、慎重な性格の佐藤信夫コーチの方に変化があった。今までとは違う接し方をするようになったのだ。ソチ五輪を目指していた4年間は、ジャンプやスケーティングなどの技術を佐藤のスタイルへ修正させようと、こと細かに指示を出していた。しかしこの半年間は、浅田の自由にさせたという。

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