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直前の怪我により一度はカナダ行きを諦めかけた。しかし、様々な想いを胸にピッチを駆けた最年少FWは、準優勝という結果のなかで確かな手応えを感じている。

 久々の晴れ間が東京に戻った日だった。ユニホームに代わり身にまとった爽やかなブルーのシャツは、とても似合っていた。「ちゃんとして見えます?」と言い、岩渕真奈は笑顔を見せる。真っ黒に日焼けした肌にオレンジ色のチークが映える。激闘の日々はとうに過ぎ去ったのだと感じさせた。


――改めて、どんなW杯でした?

「怪我しちゃいましたけど(事前合宿中に右膝を負傷)、そこからのリハビリも何もかも、充実してた大会だったかなと。今は終わっちゃって寂しいです。みんなと一緒にいて楽しかったし、サッカーも楽しかったし」

――とはいえ、一時は参加が絶望視されるほどの怪我だったとか。

「自分の判断で決めろと言われてたら多分行かないっていうくらい、本当に痛かった。でも、色んな人が『必要だから』『絶対、大丈夫だから』とか言ってくれて、やっと、W杯出場を目指そうと思えたんです。それまで調子が良くて、なでしこでもやれると思えてて、今大会はスタメンで出たかったので、悔しかったですね」

――安藤(梢)選手が、いろいろ声をかけてくれたと報道されていたけれど?

「みんなが声をかけてくれてましたよ。でも、アンさんがああなったから(スイス戦で骨折し離脱)、アンさんとの会話をすごく覚えてて。アンさんの分も頑張ろうって思ったんです」

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新日本プロレス、No.1宣言。

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岩渕真奈

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