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<メジャー最強の外野陣に迫る>
マーリンズ3人衆の実像。 

text by

出村義和

出村義和Yoshikazu Demura

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photograph byAFLO

posted2015/04/29 16:30

<メジャー最強の外野陣に迫る>マーリンズ3人衆の実像。<Number Web> photograph by AFLO

左からイエリッチ、スタントン、オズーナ、イチロー。

 寡黙な本塁打王、日本人の血を引くヒットメーカー、身体能力抜群の陽気なドミニカン。多彩な三羽烏とイチローの“ケミストリー”は既に始まっている。

 メジャー最強外野トリオと呼ぶにはまだ早いかもしれない。しかし、近い将来――それも1、2年のうちには現実になる。3人が初めて顔を揃えたのは一昨年の途中、レギュラーとしてのトリオとなったのは昨年のことだ。それでもアンドレ・ドーソンはためらうことなく断言する。現役時代は“ホーク”と恐れられた殿堂入りの外野手だ。その彼だけではない。米メディアの多くも平均年齢25歳にも満たない若きトリオの活躍ぶりを目の当たりにし、高い潜在能力を感じ、最大級の評価を与えている。

 初のホームラン王に輝いたジャンカルロ・スタントン、いずれ首位打者になるだろうと言われるクリスチャン・イエリッチ、そして有数の中距離打者に成長するとみられるマーセル・オズーナ。三人三様の魅力的な打撃スタイルに加えて守備も揃ってゴールドグラブ級だ。実際、イエリッチは昨年その名誉を手にした。さらに、彼らは走力も兼ね備えている。無限大の可能性に溢れる最強トリオに迫った。


 脱いだばかりのスパイクをみて、思わずサイズを聞いてしまった。デカい。スタントンはニヤッとして言った。

「サーティーン」

 アメリカンサイズの「13」は31.5cmだ。スパイクの大きさをみて198cm、109kgの巨体を改めて実感する。筋骨隆々の見事な体。メジャーの現場取材歴35年で数多くの選手と接してきたが、その中でも最も印象に残る肉体美の持ち主ではないか。この春、『スポーツイラストレイテッド』誌が表紙に起用したが、ユニフォームを着用させる代わりにボディーペインティングをほどこした。編集者の気持ちがよくわかる。

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イチロー主義2015

Sports Graphic Number 876

イチロー主義2015

 

ジャンカルロ・スタントン
クリスチャン・イエリッチ
マーセル・オズーナ
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イチロー

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