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キャンプのボイコットも辞さぬ。停滞するFA市場に選手が激怒。～総年俸を抑えたいチームと選手の間の溝は深い～
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byYukihito Taguchi
posted2018/02/18 10:30
昨季アリエッタは30試合に登板し14勝10敗、防御率3.53。ホズマーは162試合に出場し打率.318、25本塁打、94打点。
球春間近となった2月に入っても停滞が続くメジャーのストーブリーグに、にわかに不穏な空気が漂ってきた。FA（フリーエージェント）市場の動きが鈍く、1月末の段階で依然として120人以上のFA選手が未契約という異常事態となった。
キャンプインが秒読みとなっても一向に補強を進めようとしない各球団の経営サイドに対し、しびれを切らしたスポーツエージェント「CAAスポーツ」野球部門の共同代表ブロディ・バンワゲネン氏が、異例とも言える声明を発表した。
「選手達は怒っている。いや、激怒している。劇的な変化を求める波が起こっており、闘いへの準備が進んでいる。春季キャンプのボイコットが、そのスタートになるかもしれない」
