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「和製ジャッジ」の26歳。杉本裕太郎の座右の銘は?~イチローに笑われた、『北斗の拳』の名言~ 

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石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byKYODO

posted2018/01/16 16:00

「和製ジャッジ」の26歳。杉本裕太郎の座右の銘は?~イチローに笑われた、『北斗の拳』の名言~<Number Web> photograph by KYODO

同期入団のドラフト1位は大学の2年後輩でもある吉田正尚。左右の「青学スラッガー」がチームの看板になる。

 ♪大きいことはいいことだ、というチョコレートのCMが流行ったのは、今から半世紀も前のことだ。今の時代、そう実感するのは、たとえば身長が2mを越えるヤンキースのアーロン・ジャッジを目の前で見たときだったりする。ジャッジが軽々と打ち上げた、とんでもなくでっかいホームランを見ていると、大きいことはいいことだという、あの懐かしいフレーズが浮かんでくる。

 日本にはジャッジほど大きい選手はいないが、190cmに届く唯一の野手がバファローズにいる。それが“オリックスのラオウ”こと、杉本裕太郎だ。徳島商、青山学院大からJR西日本を経てドラフト10位でバファローズに入団した、プロ3年目を迎える26歳。『北斗の拳』をこよなく愛し、ラオウの強さに憧れる杉本は、大学時代には東浜巨や今永昇太からもホームランを放ったスラッガーだった。去年は9月9日にようやく一軍へ上がり、トップバッターとしてのシーズン初打席で、バックスクリーンへ初回先頭打者ホームランを叩き込んでいる。プロ初ヒットがホームラン――背番号が99ということもあって、杉本にジャッジの姿が重なってきた。

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