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福永、悲願のダービー制覇へ。2歳戦線に現れた“超大物”。~ブロードアピールの脚をつぐワグネリアン~ 

text by

片山良三

片山良三Ryozo Katayama

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posted2017/12/08 15:00

 グレード制創設以来、JRAには2つしかなかった2歳GIが今年から増設された。押し詰まった28日の中山で開催される

「ホープフルS」(芝2000m、牡、牝)がそれ。前身のラジオNIKKEI杯2歳Sの勝ち馬から、レイデオロをはじめ、アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、エピファネイア、ワンアンドオンリーといった一流馬が続々と出たことを格付け委員会が評価したものに違いない。これによって混沌とするのが2歳の年度代表馬の選考。これまでは朝日杯FS、阪神JF(現在はどちらも阪神の芝1600m)の勝ち馬が自動的にあがっていたわけだが、今年からはそうはいかない。記者投票も票が割れること必至だ。

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