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苦労して腐りかけて今がある。杉田祐一がツアー優勝の快挙。~プロ転向から10年、気分屋はなぜ変われたのか~ 

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秋山英宏

秋山英宏Hidehiro Akiyama

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photograph byKYODO

posted2017/07/22 17:00

苦労して腐りかけて今がある。杉田祐一がツアー優勝の快挙。~プロ転向から10年、気分屋はなぜ変われたのか~<Number Web> photograph by KYODO

ダビド・フェレールら実力者を下してATP250大会を制覇。ランキングは自己最高の44位へジャンプアップ。

 杉田祐一が松岡修造、錦織圭に次ぐ日本男子で3人目のツアー優勝を飾った。ビッグネームに肩を並べた感想を聞かれ「いやぁ、興奮しますね」と笑ったが、すぐに微笑をしまい込み、「誇らしいことです。ここまで来るのは長かったですけど」と続けた。

 '07年2月に18歳で日本のデビスカップ史上最年少勝利(当時)を挙げ、将来を期待されたが、'06年のプロ転向から初優勝まで10年を超える長い道のりとなった。優勝どころか、世界ランク100位の壁、四大大会本戦の壁に泣かされた。ランキングポイントを求めて下部大会に出るも、肝心なところで勝てず、初めて二桁に届いたのはつい最近、'16年2月のこと。四大大会は17回連続予選で敗退し、18度目の挑戦となった'14年のウィンブルドンで、やっと夢をかなえた。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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杉田祐一

テニスの前後のコラム

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