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無名の25歳が新記録を樹立。“メジャー流”選手育成法とは。~先発の才能と抑えの才能は違うのだ~
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四竈衛Mamoru Shikama
photograph byYukihito Taguchi
posted2017/07/19 07:00
![無名の25歳が新記録を樹立。“メジャー流”選手育成法とは。~先発の才能と抑えの才能は違うのだ~<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/350/img_2ce874d8098367f07f6c0d52f7950fa1120104.jpg)
今季5月に中継ぎから配置転換された新守護神。193cmの長身から投じる160kmの直球とナックルカーブが武器。
メジャー球界でもほぼ無名の25歳が、メジャー新記録を打ち立てた。今季からブルワーズのクローザーを担うコリー・クネバルが6月30日、マーリンズ戦の9回に登板し、1回1安打2奪三振。開幕以来、救援投手として40試合連続で奪三振をマークし、殿堂入りしているブルース・サッター(当時カブス)が1977年に記録した39試合を、40年ぶりに塗り替えた。
常に、僅差の最終回にマウンドに向かうクローザーにすれば、奪三振はあくまでも結果に過ぎない。たとえ、フェンス際まで飛ばされても、鋭いライナーであっても、アウトを取ることが最優先。剛球でバットをへし折ったとしても、ボテボテの安打でも、失点を重ね、リードを守れなければ、役割を果たしたことにはならない。クネバルのメンタリティーも、奪三振ではなく、チームの勝利だけに向けられていた。
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