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名古屋に新風を吹き込む、若き阿武咲と貴景勝。~176cm155kgと174cm169kgのライバル関係~
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![佐藤祥子](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/90/img_0af25390aa2b20c945acc0571cd9865410064.jpg)
佐藤祥子Shoko Sato
photograph byKYODO
posted2017/07/13 07:00
![名古屋に新風を吹き込む、若き阿武咲と貴景勝。~176cm155kgと174cm169kgのライバル関係~<Number Web> photograph by KYODO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/350/img_4fea9556ca8db9132da2f6c900b2d2fe113692.jpg)
初顔合わせとなった夏場所千秋楽。激しくぶつかった後、気合の入った押し相撲を見せた貴景勝(右)が勝利を飾る。
暑い名古屋をさらにヒートアップさせるかのように、熱戦が繰り広げられている大相撲。一番の注目は新大関として土俵に上がる高安の存在と、ケガの後遺症が心配される横綱稀勢の里の動向だろう。
そんななか、この名古屋場所前に21歳になった阿武咲(おうのしょう)と、場所後に21歳となる貴景勝の新鋭ふたりも熱い視線を浴びている。「若々しい気持ちのいい相撲を取る。こんな若手が出てきて活躍するのは、将来の相撲界にとっても喜ばしいこと」と角界内の誰もが口を揃える。
かたや、先の5月場所では新入幕で10勝し、敢闘賞を受賞した阿武咲。相撲どころの青森県出身で、中学・高校相撲で活躍後、2013年1月に初土俵を踏む。2年で十両に昇進するが、その後の2年間は十両で足踏みをした。昨年の5月場所では一度幕下に陥落するも、「このとき初めて稀勢の里関が出稽古に来て、稽古をつけてくれたんです」と感謝の言葉を口にする。以来、巡業先や出稽古で稀勢の里や髙安に目をかけられ、転がされながら着実に力をつけてきた。176cm155kgの短躯で、はじけるような突き押し相撲が身上だ。
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