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メドベデワが女王の貫禄で、幻の「3連続3回転」を着氷。~点数よりも、人を驚かせたいという純粋な好奇心~ 

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野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2017/02/02 09:00

メドベデワが女王の貫禄で、幻の「3連続3回転」を着氷。~点数よりも、人を驚かせたいという純粋な好奇心~<Number Web> photograph by Asami Enomoto

今季はGPファイナル2連覇など、出場試合全てで圧巻の優勝。17歳の進化は止まらない。

 現世界女王のエフゲニア・メドベデワが、常識破りの挑戦でスケート関係者を驚かせた。昨年末、ロシアの国内選手権で“規程違反”かつ“最難度の3回転”といえるジャンプに挑んだのだ。

 彼女が跳んだのは「3回転サルコウ+3回転トウループ+3回転トウループ」という3連続ジャンプ。ただし3つ目の3回転トウループは規程違反のため、点数はもらえない。もちろん間違えて跳んだのではなく、ハイリスク・ノーリターンの技に挑むことで、自分を鼓舞したのだ。

 '04年に導入された新採点方式では「3回転ジャンプの重複は2種類2度まで」という制限がある。もしリスクの高い「3連続の3回転」を跳んでも、計算上で他のジャンプを2回転に抑えることになり、得策ではない。そのため'02年の全日本選手権で浅田真央が国内参考記録ながら降りたのを最後に、もはや女子にとって幻の大技と言われていたのが「3連続の3回転」だった。

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