SCORE CARDBACK NUMBER

プロ14年目の初移籍。ウェイド、故郷シカゴに凱旋。~シャックが若き日の自分にしてくれたことを、今度は自分が~ 

text by

宮地陽子

宮地陽子Yoko Miyaji

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2016/10/24 08:00

プロ14年目の初移籍。ウェイド、故郷シカゴに凱旋。~シャックが若き日の自分にしてくれたことを、今度は自分が~<Number Web> photograph by Getty Images

13年在籍したヒートでは、855試合に出場、球団史上最多の通算2万221得点を記録した。

「まるで、転校生の気分だよ」

 この夏、ドウェイン・ウェイドはプロ入りから13シーズンを過ごしたマイアミ・ヒートを離れ、故郷シカゴの、子供のころから憧れていたブルズに移籍した。34歳にしての新天地だ。

 もっとも、この“転校生”は新しい環境に馴染むのに、それほど苦労することもなさそうだ。生まれ育ったシカゴのことは知り尽くしているし、「コートの上では同じバスケットボール」だからだ。

 ヒートにいる間に、あらゆる経験をしてきたことも大きい。エースとしてチームを率いたこともあれば、サポート役に回ったこともある。3度優勝を達成した一方で、プレイオフにすら出られない低迷シーズンもあった。勝てない苦しみから、優勝したときの達成感まで知っている。何よりも、その間の過程が一朝一夕ではいかないことをよく理解している。1つのチームにいながら、これだけ幅の広い経験をし、その中で常に活躍してきた選手は多くない。どんな環境でも適応できると自負するのも当然だ。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 486文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#ドウェイン・ウェイド
#マイアミ・ヒート
#シカゴ・ブルズ

バスケットボールの前後の記事

ページトップ