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今度こそ表彰台の中央へ。山室光史が見据える五輪。~高3のインターハイでは内村の上に立った男~ 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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posted2016/08/05 07:00

今度こそ表彰台の中央へ。山室光史が見据える五輪。~高3のインターハイでは内村の上に立った男~<Number Web> photograph by AFLO

日本が苦手のつり輪は昨年の世界選手権で中国に大差をつけられた。山室の上積みに期待。

 体操の強豪・埼玉栄高校で、1年からレギュラーとして活躍していた山室光史。才能も実力も頭抜けた存在で、高3のインターハイ個人総合では前評判通りに優勝。2位に入ったのは内村航平(当時東洋高校)だった。

「2人で五輪の表彰台の真ん中に並んで上がりたいね」

 '07年春、そろって日体大に進学した山室と内村は、2人でよくそんな話をしたという。

「でも、それは団体ではなく、個人総合で同点優勝ということだったんです」

 山室は'08年北京五輪の舞台は踏めず、内村に先を越される形になったが、'12年ロンドン五輪には一緒に出場した。

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