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巧打と情熱に衰えなし。マートンの日本復帰は?~「ニッポン、僕を必要なチームがあるんやったら」~ 

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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photograph byNanae Suzuki

posted2016/06/03 09:00

巧打と情熱に衰えなし。マートンの日本復帰は?~「ニッポン、僕を必要なチームがあるんやったら」~<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

日本での通算成績は6年間で打率.310、77本塁打。首位打者と3度の最多安打を獲得した。

 2年前の7月4日、静岡草薙球場――タイガースのマット・マートンは、ベイスターズの井納翔一から起死回生の同点2ランを放った。その日の配球を、彼は今でも事細かに覚えていた。

「初球から5球続けてフォーク、フォーク、フォーク……最後は空振り三振。第2打席はフォーク、スライダー、フォーク、スライダーで、ショートゴロ。そして、第3打席。また初球にフォークが来た。それをガーンと打って、同点ホームラン! メッチャ、気分イイネ(笑)」


 現在、マートンはカブス傘下の3A、アイオワ・カブスでプレーしている。開幕前には虫垂炎を患い、開幕後はわき腹を痛めたりもしたが、5月半ば、戦列に復帰。相変わらずの巧みなバッティングを披露していた。マートンが続ける。

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