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変則契約でもドジャースへ。マエケンの強いメジャー志向。~期待と故障不安の狭間で、マウンドで力を実証する~ 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2016/02/01 06:00

変則契約でもドジャースへ。マエケンの強いメジャー志向。~期待と故障不安の狭間で、マウンドで力を実証する~<Number Web> photograph by AFLO

開幕ロースター入り、32先発、200回投球などを達成すると、出来高は1000万ドルになる。

 その表情には、不安よりも確かな自信がみなぎっていた。ポスティングでメジャー挑戦を目指していた前田健太の、ドジャース入りが決まった。本拠地で行われた入団会見では、自ら口を開き、身体検査で「イレギュラー(異常)」な部分があったことを告白。年俸よりもインセンティブ(出来高)が高額となる変則契約を結んだ経緯を説明した。それでも、前田は臆することなく言った。

「不安はまったくないです。ゼロです。ただ、そんな中でもドジャースが契約を長きにわたってしてくれましたし、その恩をしっかり結果で返したいです」

 前田とドジャースが合意に達した直後、周囲はその契約内容にスポットライトを当て続けた。8年契約ながら年俸は総額2400万ドルに抑えられ、単年で最大1000万ドルのインセンティブが付くことで「選手に不利」との声も聞かれた。というのも、ドジャース側のリスクは低く、前田は将来的に故障・離脱した際、高額の年俸は保証されない。長期の大型契約が主流となった他の有力選手とは一線を画す内容だけに、前田の体調不安を指摘する説も飛び交った。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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