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「13年ぶりの1部」で見せた村田亙と専大の真摯な戦い。~世界ラグビー界における日本と自らを重ねて~
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph byNobuhiko Otomo
posted2015/10/03 12:00
'12年まで7人制日本代表の監督も務めた村田亙氏。母校を率いて4季目、「勝負」の年だ。
「1部はやっぱり全然違います」
村田亙(わたる)監督は静かな口調で言った。
「こっちが良い形を作っても、1部にあがってきたばかりの専修には絶対トライを取らせないというプライドがある。こっちがちょっとのミスでボールを失うと、それをすぐにエースに渡せる。ディフェンスも最初は食い下がったけれど、だんだんボディブローが効いてきた」
9月13日、関東大学リーグ戦グループが開幕した。熊谷ラグビー場では、13年ぶりに1部復帰を果たした専大が、昨季4位の大東大に挑んだ。大東大は、昨季リーグ戦トライ王に輝いたWTBホセア・サウマキの4トライなど11トライを浴びせる猛攻で、専大に1部の洗礼を浴びせた。スコアは71-31で大東大の圧勝だった。