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低打率の首位打者。~セパ双方の首位打者が3割3分を切るのはかなり珍しい事態~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byKyodo News
posted2017/10/24 16:00
宮崎はプロ5年目の28歳。規定打席に到達したのは今季が初めてだった。
プロ野球では、首位打者のタイトルがセ・リーグは宮崎敏郎(DeNA)、パ・リーグは秋山翔吾(西武)となった。2人とも打点で自己最高記録をマークするなど、打率だけでなくチームに貢献する活躍が目立った。
宮崎は「.323」で自己最高、秋山は「.322」で自己2番目だった。これはもちろん素晴らしい成績だったが、今年は全体的に打撃成績が例年を下回った。中でも打率は、セ・リーグ、パ・リーグともに首位打者が3割3分を下回ることになった。これは過去に、1958年、1975年、1993年、2009年と、4回しかなかったことだ。プロ野球界全体として、アベレージが上がらなかったのである。