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米大リーグの二刀流。~大谷翔平を迎え入れる土壌はナ・リーグが優位?~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byAFLO
posted2017/01/11 17:00
ザンブラーノは、各チームの監督・コーチの投票によって選出されるシルバースラッガー賞を3度受賞している。
大谷翔平が日本プロ野球でプレーするのは、2017年が最後になるかも知れない。どのようなシーズンになるかにもよるので、最終的に決まったわけではないと思うが、2017年のオフにポスティングシステムで米大リーグへ移籍する可能性があることはすでに報道されている通りだ。
米大リーグでも「二刀流」でプレーするのかという点は野球ファンの興味の的だ。日本ハムでやっている二刀流はともかく、ナ・リーグの球団と契約すれば、投手も打席に立つチャンスがあることは間違いない。米大リーグの歴史を振り返れば、ナ・リーグの投手には、打撃でも活躍した選手が少なくない。ア・リーグでDH制が採用されたのは1973年だから、1972年以前はア・リーグにも打撃で優れた成績を残した投手がいた。あくまで投手としてプレーしながら、打撃でも活躍した「二刀流」の選手について書いてみたい。