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女子バレー苦戦の原因。~世界から研究された日本のサーブ~ 

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

PROFILE

photograph byShoTamura/AFLO SPORT

posted2016/06/09 08:00

女子バレー苦戦の原因。~世界から研究された日本のサーブ~<Number Web> photograph by ShoTamura/AFLO SPORT

福岡県出身の長岡望悠(みゆ)は1991年7月25日生まれの24歳。強烈なスパイクは日本の大きな武器だ。

 バレーボールの女子日本代表は、五輪世界最終予選で5勝2敗、8カ国中の3位でリオデジャネイロ五輪への出場を決めた。日本の世界ランキングは5位。昨年のワールドカップでは3-0で快勝した韓国に、今回は1-3で敗れただけに、内容を見ると、やはり、予想を下回る成績だったと言わざるを得ない。

 目論見通りにいかなかった点はいくつかあるが、わかりやすいポイントを一つ挙げるなら、昨年と比べて、サーブの攻撃力が下がっていたこと、これを挙げることができると思う。下のデータは、昨年のワールドカップと、今年の世界最終予選で、女子日本代表が記録したサービスエースの本数と、サーブ失敗の本数を比較したものである。

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