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全米プロ惜敗の松山英樹。世界が祝福
する日は近い。~アメリカ人のトーマス
と、声援の量は五分だった~ 

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桂川洋一

桂川洋一Yoichi Katsuragawa

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photograph byKYODO

posted2017/08/24 06:00

全米プロ惜敗の松山英樹。世界が祝福する日は近い。~アメリカ人のトーマスと、声援の量は五分だった~<Number Web> photograph by KYODO

優勝したトーマスは松山の1歳下。今後も数多くの名勝負が繰り広げられることだろう。

 メジャーは確かに手の届くところにあった。ノースカロライナ州クエイルホロークラブでの全米プロ選手権で、松山英樹の待望の勝利はサンデーバックナインに消えた。

 最終日、単独首位で迎えた11番パー4で第2打をグリーン右のラフに外すミスから3連続ボギー。同組で対峙したジャスティン・トーマスにメジャー初優勝をさらわれた。


 松山はタオルに顔をうずめて泣いた。勝負事に対する彼の感性は繊細で、口元を震わせて敗戦の弁を語ることはこれまでも何度もあった。ただ、シャーロットでの日曜の午後は日本人史上初のメジャー制覇に接近した確信があったからこそ、惜敗への思いは特別だったに違いない。

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