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出遅れて、早めに先頭に立って完勝。
東京新聞杯でマイル戦線に新星登場。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2019/02/08 07:00
上がり馬から一気にマイル戦線の最右翼に躍り出たインディチャンプ。春・秋のGIでは人気を背負いそうだ。
安田記念へ直行か、ひとたたきか。
「出遅れた時は『ダメかな?!』と思ったけど、終わってみれば強かったですね」
音無師はそう口を開くと、更に続けた。
「この後が楽しみになってきました。とりあえずは1回、放牧に出して、安田記念の前にもう1度使うか、ぶっつけで行くか考えたいと思います」
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安田記念は6月2日。東京新聞杯と全く同じ東京競馬場の芝1600mが舞台となる。好時計で走破した疲れをとった上で、更なる成長を促して鍛え直す時間は充分にある。指揮官が果たしてどのような路線を敷くのか、今後の動向に注目したい。
また、福永騎手は、強い競馬ぶりに「期待が確信に変わりました」と語る。ウィナーズピクチャーの撮影へ向かう前に「GIも楽しみになったね!?」と声をかけると軽く首肯しながら良い微笑みを見せてくれた。