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同姓同名の「田中大貴」と再会。
バスケ界勝負の2019年が始まる。
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph byGetty Images
posted2019/01/09 10:00
日本代表が開催国枠で東京五輪に出場できるか否かは3月の中央理事会で決定される。
「日本にいないような選手に」
6年ぶりのインタビュー。あの時は名前だけだと思っていたけれど、血液型も、長男で、兄弟の数も、好きな食べ物も、地方の公立高校を卒業後に関東の大学で体育会に所属してプレーしていたことも同じだということがわかりました。
2020年東京五輪を翌年に控え、まさに大学時代に掲げていた目標に辿り着こうとしている田中大貴選手。今、何を思うのか。
「五輪に出場するという目標はもちろんです。プレーヤーとしては、今までの日本にいなかったような選手になりたい。オフェンスもディフェンスも両方できる、ゲームメーカーもポイントゲッターもこなせる、今までにないかたちの選手を目指していきたいです」
6年前と変わらず、目標を明確に答えてくれた田中大貴選手。今度は彼がコート上で活躍する姿を、Bリーグで、代表戦で、僕が実況できた時、3度目のインタビューをお願いできればという言葉を伝えて別れました。
バスケットボール界にとって、そして田中大貴選手にとって勝負の2019年が始まります。自分にできないことは決して言わない田中大貴選手が、必ず日本バスケットボール界を明るき未来へ導いてくれるはずです。