大迫傑の名言
今までオリンピックで優勝したマラソンランナーの方々もそうですけど、人の想像を越えてクレイジーに練習できるところが日本人の強さだと感じています。
大迫傑(陸上)
2018/12/02
2018年10月のシカゴマラソンで3位入賞と同時に、日本記録も更新。大迫は日本マラソン界に久々に登場した「世界で戦える」男子ランナーである。そんな大迫は日本人ランナーの強さを“我慢強さ”にあると見ている。「例えば高橋尚子さんは月間1300kmくらい走ることもあって、それと比べたら今のトレーニングはこんなものなんだと思うことができる。先人の方々が作り上げてきた限界値というのは、日本人のほうが高いのではないかなと。どこまでやったらいいかというのはまた別の話ですが、最近はそれを忘れつつある選手も多いと思います」。科学的な根拠に基づく練習は大切だが、限界を超えたところにも何かがある。大迫はそれを掴もうとしている。
Number964号(2018/10/25)