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藤沢和雄調教師とダービーの再遭遇。
レイデオロはまだ終わっていない。 

text by

平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2018/09/28 16:30

藤沢和雄調教師とダービーの再遭遇。レイデオロはまだ終わっていない。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

馬たちを優しい眼差しで見つめる藤沢和雄調教師。

レイデオロは終わっていなかった。

 しかし、ダービー馬はまだ終わっていなかった。

 9月23日、中山競馬場で行われたオールカマー(GII)で久しぶりに日本のファンの前に姿を現す。相変わらず少しテンションが高い素振りを見せ、ルメールを始めとした陣営からも「休み明けなので100%の状態ではないかも」という言葉が囁かれた。

 結果は圧巻。

 スローペースを味方に早目に抜け出し粘り込みを図った皐月賞馬アルアインを並ぶ間もなく差し切った。着差はクビだったが、それ以上の力差を感じさせる競馬ぶり。ダービー馬の華麗なる復活劇を、中山に集まった4万人近いファンは大きな歓声で迎え、称えた。

 復活したダービー馬の次走はまだはっきりと発表されていないが、天皇賞(秋)や、昨年惜敗したジャパンCになる見込みだという。いずれにしても、楽しみだ。

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レイデオロ

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