パスも出せるDFリーダー起用を。

　ベステルゴーアは2250万ポンド（約32億600万円）もの大金をつぎ込んで獲得した選手だから、なおさらだ。ベンチに置いておくと上層部ににらまれる。序盤戦は使わざるを得ないのだろう。

　ただし、第3節のレスター戦と第5節のブライトン戦は後半追加タイムに失点。前者は1－2で敗れ、後者は2－2の引き分けに持ち込まれている。

　吉田が「同じようなパターンで失点している」と語ったように、集中力の欠如や曖昧な指示が見て取れた、やらずもがなな失点だった。経験不足のベステルゴーアとフートでは、やはり一抹の不安がある。

　最終ラインには的確なコーチングで味方を動かせるリーダーで、パスも出せる『MAYA YOSHIDA』が必要だ。ストッパーを並べるだけでは前に進めない。