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青山敏弘の心からトゲは消えた。
W杯の後悔と、広島での独走と。
 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byJ.LEAGUE PHOTOS

posted2018/08/08 08:00

青山敏弘の心からトゲは消えた。W杯の後悔と、広島での独走と。<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTOS

今年のJリーグ最大のサプライズである広島の独走。その中心で青山敏弘は巨大な存在感を発揮している。

トゲが落ちた32歳は走り続ける。

 円熟の32歳は、絶好調チームの先頭に立つ。

 走る、走る、走る。

「前半戦はずっと走ってきたのに(最近は)ちょっと落ちていた。ホームでレッズに叩きのめされて(7月28日、1-4)チームとしてもう1回、そこから入っていかなきゃいけない、と。きょうはめっちゃ走りましたね(笑)」

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 トゲが落ち、後ろを振り返ることもない。

 今は前だけを見て、シビれるほどに全力で走る、走り切ろうとする青山敏弘がいる。

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