沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
ダービーで激突する2頭の無敗馬。
ブラストワンピースに混戦適性が。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2018/05/26 07:00
11月のデビューから年明けまで3連勝。ブラストワンピースは人気の上でもダノンプレミアムに次ぐ存在になっている。
2頭のうち、少なくとも1頭は無敗でなくなる。
調教師であり、獣医師でもあるという立場から「故障馬ゼロを目指したい」と静かな口調で言う。「馬を丁寧に扱うこと」をつねに心がけている。
ブラストワンピースは、じっくり余裕を持って使ったほうがいいタイプだと判断し、こうしたローテーションになった。ルージュバックのときと同じように、福島のノーザンファーム天栄との連係で、レースの合間のケアは万全だ。
このダービーで、ブラストワンピースかダノンプレミアムのどちらかが無敗ではなくなる。ともに無敗ではなくなってしまう可能性もあるわけだが、
「どちらかが負けてしまうなんて、もったいない」
ドキドキしたまま、5月27日のファンファーレを待ちたい。
◎ブラストワンピース
○ダノンプレミアム
▲キタノコマンドール
△ステルヴィオ
×エポカドーロ
注ワグネリアン
予報によると、当日まで好天がつづくようだ。晴れわたった空のもと、「競馬の祭典」にふさわしい、熱く、激しく、クリーンなレースを見せてほしい。