Number ExBACK NUMBER
あなたの日本ダービーの名場面は?
Number特別表紙にまつわる撮影秘話。
posted2018/05/18 08:00
text by
薦田岳史(Number編集部)Takeshi Komoda
photograph by
JRA
快晴の東京競馬場、13万人の歓声を受け栄光へ駆け抜けるドゥラメンテとミルコ・デムーロ騎手。発売中のNumber952号『平成ダービー最強伝説』特集は2015年ダービー馬の写真が目印だ。
今回、書店で同号を手に取られた読者は是非「裏表紙」にも注目してほしい。この記事の写真のようにそこには、ドゥラメンテに必死に追いすがるサトノラーゼン(2着)、リアルスティール(4着)らがいるはずだ――。
裏表紙も同じ写真を使用して作成された「スペシャル表紙」。作成の舞台裏と撮影者の秘話をお伝えします。
名場面が多すぎる日本ダービーの歴史。
2016年から毎年ダービー2週間前の木曜日に発売されている『Sports Graphic Number』の日本ダービー特集。来年の改元により、今年が平成最後の東京優駿になることにちなみ、今年も含めた平成ダービーのすべての物語を入れようと編集方針が定まったのが3月ごろ。
同時に先述のように横の写真を表紙、裏表紙にまたがって使用する「スペシャル表紙」の作成が決まったのもこの時期だった。
編集部では、過去の平成ダービー29年分の写真数千枚にプラスして、今年の皐月賞の写真も加えてベストの写真を探す日々が続いた。
日本ダービーは「競馬の祭典」と呼ばれるだけあって、名場面が多い。
1990年、アイネスフウジン勝利と19万人の「ナカノコール」、'91年の“皇帝の子”トウカイテイオー、'94年のナリタブライアン、'98年のスペシャルウィークと武豊の初勝利、'05年のディープインパクト、'07年、牝馬64年ぶりの勝利となるウオッカ、'11年のオルフェーヴル……。
場面を記述するだけで紙幅が尽きてしまいそうだ(ちなみに今回の特集には上記の名シーンの写真はすべて収録しています)。