【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講BACK NUMBER
大谷翔平が躍動する“テーマパーク”。
エンゼルスタジアムの普通でない魅力。
posted2018/04/16 16:30
text by
池田純Jun Ikeda
photograph by
Jun Ikeda
大谷翔平選手がメジャーリーグでも二刀流で活躍しています。アメリカのボールパークで、早くものびのび楽しんでプレーしているように感じます。
彼がセンター方向へのホームランを放った際、巨大な岩のオブジェと花火に驚いた人もいるのではないでしょうか。
個人的な趣味として、世界のスタジアムやアリーナを巡るのが好きで、愛用の一眼レフで写真を2012年から撮り続け、「STADIUM MICHELIN」という無料のウェブサイトもはじめてみました。そのなかでも、エンゼルスタジアム・オブ・アナハイムは特別な球場です。
私がはじめてエンゼルスタジアムを目にしたのは、同じロサンゼルスにあるドジャー・スタジアムを見学して、そこから車で別の場所に移動している時でした。現地を案内してくれる人が「エンゼルスは行かなくていいでしょ」と言って通過してしまったんです。まだ改装工事をしている最中で、当時は注目すべき選手もいなかったので……。
ただ、その時に遠くの車道からでも、レフトスタンド上にある大きな「A」のモニュメント(BIG A)が見えたのが強く印象に残っています。
スコット・ボラス氏と一緒にメジャー観戦。
実際に足を運べたのは2014年。代理人のスコット・ボラス氏と一緒にエンゼルス対レンジャーズの試合を観ました。現地のお金持ちの方も一緒だったので、バッターボックスの真後ろ、グラウンドから一段下がったところにあるスイート・ルームに入れてもらいました。