松井章圭の名言 

今日の名言 

ルールにとらわれることなく、小異を捨てて大同につく。オリンピックという意味においてはその舞台に上げることが先決である。

松井章圭(空手)

2018/02/22

極真空手の松井章圭館長が、新時代に向けて大きく舵を切った。極真を極真たらしめてきたフルコンタクト空手ルールとは別に、2018年6月に開催される大会から顔面マスクなどの防具を着用、突きと蹴りによるポイント制によって勝敗を決する新ルールの導入を決めたのである。極真の代名詞である下段回し蹴りは禁止、現行ルールでは反則となる顔面への突きも寸止めで有効となる。言うなればフルコンと伝統派との折衷とも言える新ルールは、2020年東京五輪で正式種目に採用された伝統派空手のそれと重なり合う。極真会館所属の選手を五輪に送り出すためには、「フルコンを捨てて寸止めにつく」ことが必要だったのだ。“地上最強の極真”は今後どう変わって行くのだろうか。

Number944号(2018/01/18)

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