フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
15歳のザギトワがフランス杯制覇。
三原4位、白岩6位で日本勢に課題も。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byISU via Getty Images
posted2017/11/20 17:00
表彰式直後のザギトワ。本田真凜の世界ジュニアでの連覇を阻んだ、まだ15歳の選手である。
ソツコワ2位、オズモンドは3位でファイナル出場決定。
2位だったマリア・ソツコワはフリー、ドビュッシーの『月の光』で3ルッツ+3トウループなど7回の3回転ジャンプをミスなくきめて、フリー140.99で総合208.78を獲得。
SPから通して大きなミスのない安定した演技で、スケートカナダに次いで2位に入った。
ケイトリン・オズモンドはSPで1位に立ったが、フリー『ブラックスワン』で3ループの転倒などミスがあり137.72で4位。
総合206.77で3位と表彰台にとどまり、昨シーズンに続いて2度目のGPファイナル進出となった。
SPで3位に立った白岩優奈。
今季がシニアGPデビューの白岩優奈は、SPで思い切りの良いノーミスの演技を見せて66.05で3位にたった。
SP後の会見で「今シーズン一番の演技ができて少しほっとしています」と笑顔を見せた。
順位については、「ここでこうやって答えているのが自分自身すごくびっくりしています」とコメント。
前回のNHK杯の経験から何を学んだかと聞かれて、「NHK杯では、自分の求めているものがすごく高くて、そこにまだ自分が到達できていないというところから不安になって、怖くなってしまって失敗したと思っている。今回の試合は何も考えずに、自分の演技を楽しもうと思って演技しました」と語った。