ぶら野球BACK NUMBER
ハマスタに野球ファンの楽園を見た……。
プロ野球が染みた街・横浜での日本S。
text by
中溝康隆Yasutaka Nakamizo
photograph byYasutaka Nakamizo
posted2017/11/15 11:00
普段はオシャレな人達が闊歩する元町通りだが……今日ばかりは主役はベイスターズである!
ハマスタは「マニアの共存」がきちんと成立している。
自分の方が正しい詳しいとお互いの応援スタンスや贔屓の選手をディスり合う。
それを見てライトユーザーはドン引きの悪循環。
毎日のようにプロ野球死亡遊戯ブログを更新している頃に悩まされたのも、コメント欄で繰り広げられるマニア同士の言い争いだった。
でも、今のハマスタでは共食いではなく「マニアの共存」がさらに新規ファンを入りやすくしているような印象を受けた。
それにしても、ベイメンチって美味いな。
日本シリーズ試合開始時間が遅すぎ問題。
試合は内川のタイムリーで先制したソフトバンクをロペスの一発からDeNAが追い上げる1点を争う白熱した展開だったが、3-2の6回裏終了時で時計は21時25分。
ぼちぼち子ども連れの家族が帰り出す。
無理もない。平日火曜日の夜9時半。さらに冷えてきたし、明日も早くから学校や会社がある。
18時半開始には色々と大人の事情もあるだろうが、昔のシリーズのような昼開催とまではいかないまでも、せめてペナントと同じく18時プレイボールにしてもらいたいものだ。家でテレビ観戦している夜も同じことを感じた。お父さんたちの風呂に入るタイミングがマジ難しい1週間だったことは確かだ。
今シーズンの終わりは来シーズンの始まり。
結局、DeNAは一歩及ばずソフトバンクが3連勝で王手。翌日から粘りを見せ連勝するも、最後はヤフオクドームでサヨナラ負けして力尽きた。
仕事の都合がつけば福岡まで飛びたいところだったが、家から電車で行ける日本シリーズも悪くない。
ハマスタの風景は、巨人ファンからしたら素直に羨ましかった。来年は東京ドームで日本シリーズ見れたらいいなぁ。