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オードリー春日&若林が語るNFL愛。
「お前、アメフト知らないだろ!」
text by
別府響(文藝春秋)Hibiki Beppu
photograph byNTV
posted2017/10/13 08:00
笑いを取るだけでなく、マニアックにアメフトを突き詰めるオードリー。その愛は本物だ。
僕ら、米国のメディアに追いつこうと思っている。
春日 私としては勝った負けた以外にも面白いところはありますよ、というのを伝えていきたいですよね。パッと見てわかるプレーだけじゃなく、アメフトは奥が深いんだと。すごいプレーというのは視聴者の目を惹きつけるじゃないですか。かつての“少年”春日もそうでしたよ。そういうところを紹介していきたいな、と。
若林 春日の解説は心配ですね。しかしNFLの番組となると、誰かにスポンサーについてほしいね。(アメフト好きな)作家の村上春樹さんあたりに番組のスポンサーになってもらいたい。
春日 なんで大作家がつくんだよ(笑)。まぁでもアメフト好きな人ってたくさんいるでしょうからね。協力してくれたらありがたいけどね。
若林 僕が番組でやっている「若林の熱視線」のコーナーも、日本のテレビでこんなことやらせてもらえるの、すごいと思う。「オプションプレー」や「プルアウト」という用語とか、もはや説明していないからね。これくらいは知っているだろうと思ってやっているから。分からないみなさん、ググってください(笑)。アメリカのメディアのレベルに追いつこうと思っているからね。追いつけ、追い越せで。今後もこのまま視聴者を置いてきぼりにしていこうと思います(笑)。
ネット上のコアなファンや読者には「いやいやあれはオプションだろ!」「いや、決め打ちだ」みたいに議論して楽しんでほしいですね。結局、選手本人たちも本当のことを言わないので永遠に答えは出ないんですけどね。……だから話さなくていいですね。もう、それぞれの感じ方で(笑)。
春日 もちろん春日も分かっていますけど、番組ではあえてピエロになっているわけですからね。
若林 あんまり調子に乗ると、オーナーに言ってクビにするよ!