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松山英樹に無理やり聞いた“収穫”。
「よかったことにしておきましょう」 

text by

桂川洋一

桂川洋一Yoichi Katsuragawa

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photograph byYoichi Katsuragawa

posted2017/10/07 08:00

松山英樹に無理やり聞いた“収穫”。「よかったことにしておきましょう」<Number Web> photograph by Yoichi Katsuragawa

世界選抜の仲間と笑顔を見せる松山英樹。新シーズンは、もうすぐそこに迫っているが、休息と試合のバランスは自分で取るしかないのだ。

「まあ、それを良かったことにしておきましょう」

 今年も松山はプレジデンツカップから1週間のオフを経て、マレーシアで新シーズンの戦いを始める。それゆえ「シーズンが終わっても2週間後にはまた試合に出るので、あまり(最終戦というのは)関係ないですね」と、1年に節目がある意識が希薄だ。

 松山にはアジアで、日本で、彼のプレーが見られることを待ち望んでいるファンが大勢いる。心身のリフレッシュ期間を米国籍選手ほど持てないまま、年月は過ぎていく。

 それは最高峰のツアーで活躍するインターナショナルプレーヤーの宿命というべきものかもしれない。ハードスケジュールに順応し、長いスパンでの活躍が期待される。これも彼に残されている伸びしろと考えれば、また楽しみなことでもある。

 1年の節目に対する思いが少ない、と言いつつ、松山には無理矢理にでもこの1年で得たものを振り返ってもらった。

 あえて今年、自分をほめられることは何か?

「悪い時でも、あまり怒らずにできた。まあ、諦めているという部分、呆れているというか。怒るところを頑張って抑えるんじゃなくて、呆れてしまっているような感じですけど。(調子が)上がることはあっても、これよりも下がることはないと思ってやっている……。まあ、それを良かったことにしておきましょう……」

 収穫は年間3勝でもない、世界選手権2勝でもない。10億を超えた年間獲得賞金でもなければ、メジャー制覇に近づいた激闘の連続でもない。やっぱり、結果とは違う大切なものを重要視する姿勢は変わらなかった。

 米ツアー本格参戦5年目のシーズンが、慌ただしく始まる。

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