バレーボールPRESSBACK NUMBER
日本男子バレー“二刀流”の得点源。
出耒田敬が突如頭角を現した理由。
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byTakahisa Hirano/AFLO
posted2017/09/11 07:00
身長200cmの出来田。本来はミドルブロッカーながら、最近はオポジットでの活躍が目覚ましい。
「プレッシャー? ナンボのもんじゃい」って。
今大会以降も、オポジット、ミドルブロッカーの二刀流に挑戦することには意欲を見せている。
「ミドルブロッカーもオポジットもできることは武器にしていきたいですね。オポジットからミドルブロッカーへ短期間で変わるのは難しいと言いましたけど、なぜ難しいかと言うと、それは自分がまだミドルブロッカーとして完成していないからだと思うんですよ。ミドルブロッカーとしての基盤ができれば、どちらのポジションも同じように違和感なくできると思う。
所属チームに戻ればミドルブロッカーで試合に出ることになると思います。そこでしっかりとミドルブロッカーとしての基盤を作りたい。そうすればもっとプレーの幅も広がるんじゃないかと思います。そして来年以降、世界選手権などの大きな大会でオポジットを任されるようになったときには『プレッシャー? ナンボのもんじゃい』って強気で言えるくらい成長していたいですね」
グランドチャンピオンズカップ2017で対戦する5カ国は世界ランキングで日本より上位のチームばかり。強豪国を相手に、どんな戦いを見せるのか。新生全日本男子の新しいオポジットに注目してほしい。