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マンCがSB3人獲得に185億円!
ペップの高い要求に応える選手は?

posted2017/07/30 11:30

 
マンCがSB3人獲得に185億円!ペップの高い要求に応える選手は?<Number Web> photograph by Getty Images

プレシーズンマッチではモウリーニョ監督率いるユナイテッドに0-2で敗戦。ペップ体制2年目のシティは巻き返せるか。

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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 先日、『ガーディアン』紙を斜め読みしていると、ジョゼップ・グアルディオラの大きなモノクロ写真と「トンネル・クラブ」の文字が目に留まった。よく見ると、マンチェスター・シティによる観戦パッケージの宣伝広告だった。

 ホームのエティハド・スタジアムで、試合前には選手控え室とピッチを結ぶトンネルへのアクセスを許され、試合中はベンチ裏の席で観戦。試合後には監督の会見や選手のインタビューの様子を眺められる特典のある、新たなVIPプログラムである。

 ただトンネルと言われて思いつく第一印象は、やはり暗闇だろう。ペップ体制1年目の昨季は6試合連続未勝利やCL16強敗退など、指揮官にとっても不名誉な初物尽くしで最悪のシーズンだった。

いまだにサイドバックを軽視する人もいるが……。

 ただ昨季終盤の時点で、暗闇の向こうに灯が見えていたファンもいたに違いない。ラスト8試合を6勝2引分けで終えたマンCは、ボールを支配するだけではなく、ボール奪取後の素早いカウンターでも敵を仕留められるようになった。

 また不安定だった守備は、バンサン・コンパニの戦線復帰によって著しく改善された。いまだにコンパニ頼みという見方もあるが、31歳のCBは怪我さえなければいまだにプレミア随一であると言える。良くも悪くも若さが目立つ23歳のジョン・ストーンズを、コンパニというベテランが支えている。

 何より今夏は、資金力豊かなマンCの水準からしても積極的な補強ぶりを見せている。特に目立つのはSBである。ここ近年、戦術的に見てSBの重要性がさらに高まっているが、いまだにイングランドでは「最終ラインの端」という見向きが根強い。だからこそ、こんな声が挙がったのだ。

「SB3名に、合計約1億2800万ポンド(約185億円)も?」

【次ページ】 30代の4人をすべてお払い箱に。

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