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ダルに「一番だわ」と言わしめた男。
1年目・山岡泰輔が既にエースの気配。 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byKyodo News

posted2017/07/15 07:00

ダルに「一番だわ」と言わしめた男。1年目・山岡泰輔が既にエースの気配。<Number Web> photograph by Kyodo News

172cmの体で150kmのストレートを投げる山岡泰輔。監督推薦でのオールスター出場も納得できるものだ。

都市対抗の時期が来ると、今でも調子が上がる?

 好調の理由を、山岡自身はこんなふうに分析した。

「チェンジアップがいいので楽になった感じはあります。体の感覚も今はいいですね。都市対抗の季節だからですかね。僕自身は意識してないですけど、やっぱり3年間そこに合わせてきてたんで、勝手に上がっているのかもしれません」

 毎年この時期に開催される都市対抗野球で、昨年、山岡は東京ガスを35年ぶりのベスト4に導いた。3年間で染み付いた年間サイクルが、まだ山岡の体の中に生きているようだ。

 今年は、ちょうど都市対抗野球が開幕する7月14日と15日、山岡は監督推薦でオールスターゲームに出場する。「楽しみですね」とニヤリと笑った。

「いろんな人の話を聞きたいですね。ピッチャーよりも野手の人と話したい。オールスターに出るようなピッチャーは化け物しかいないんで、自分の力さえ出せばどんなバッターがきても抑えられるような人ばかり。そんな人たちの感覚を聞いても、自分はできないから(苦笑)。それより、バッターがどんなことを考えているか、バッターボックスでどういう感じでピッチャーを見ているのかを聞いてみたい。それを聞いた方が抑える率は高くなると思うんです」

 物怖じしない山岡のことだ。きっと並みいる強打者たちから、後半戦のさらなるレベルアップにつながるヒントをつかみ取って帰ってくることだろう。

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