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親友・佐々木主浩と清原和博。
高校時代のあの時、もし……。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byTakuya Sugiyama
posted2017/07/03 08:00
親友の高校時代からの思い出と、その再起にかける覚悟を語ってくれた佐々木氏。
高校時代から、全然スター気取りでなく接してくれた。
同学年である佐々木氏と清原氏が初めて出会ったのは、高校3年生、夏の甲子園の後に行われた鳥取国体でのことだったという。
「向こうはスーパースターでしょ。ミーハーな気持ちで僕から『一緒に写真撮って』と言ったんですよ。キヨはあの時、僕のことを知っていたかどうかわからないけど、『おう、いいよ!』という感じで笑ってくれて。全然スター気取りでなく、すぐに打ち解けましたね。もし、あの時、キヨが『なんで?』みたいな態度だったら、情状証人は引き受けたかどうかわからない」
その出会いから鮮やかだった2人の関係は、歳月と共に深まった。
清原氏より4年遅れてプロ入りした佐々木氏は、オールスターで初めて打者・清原と対決している。さらにFAで巨人に移籍した際の舞台裏など思い出を振り返っていく中で、清原氏がその強面に隠していた繊細な部分についても佐々木氏は語った。
そして1時間に及んだインタビューがすむと佐々木氏は冒頭の言葉を残して、部屋を出たのである。
薬物疑惑の渦中、多くの人が清原氏から離れていく中、佐々木氏は友を信じ、真っ向から向き合ってきた。
そして昨年3月、保釈された後、2人で食事をした時、交わした言葉とは――。
佐々木主浩氏が友として清原氏について語った内容は、これまで決して明かされることがなかったひとりの“人間”清原和博の姿だった……その特別インタビューの全文はNumber930号でぜひ、お読みください。