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親友・佐々木主浩と清原和博。
高校時代のあの時、もし……。
posted2017/07/03 08:00
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph by
Takuya Sugiyama
「キヨのこと、よろしくお願いします」
インタビューが終わった後、ハマの大魔神こと佐々木主浩氏は小誌取材陣にそう言葉を託した。それは友を労り、真に心配する口調だった。
6月29日に発売されたNumber930号では、昨年12月にテレビ番組のインタビューに答えて以来となる清原和博氏の「告白」を掲載している。そのインタビューで清原氏が保釈後の苦しい日常を吐露していく中で「ありがたかった」と明かしたのが親友・佐々木氏の存在だった。
「逮捕されてすぐにメッセージをくれたのが佐々木(主浩)だったんですよね。『俺にできることがあったらなんでも言ってくれ』と。ありがたかったです。そういう意味でも佐々木にすごく感謝してますし、情状証人にもなってくれましたし、出てきてからも定期的に食事に誘ってくれて、本当に……」(清原氏)
「ゆくゆくは野球界にも戻ってきてほしい」
その佐々木氏にも小誌はぜひとも話を聞きたかった。
取材の依頼をするとすぐにOKの返事が。取材当日、インタビュールームに現れた佐々木氏の表情に曇りはなかった。
佐々木氏は今回、清原氏が Numberの取材に応じると聞くと、自らも口を開くことを決意したという。
「今回こういった形で、キヨがNumberのインタビューを受けると聞いた時は、すごく嬉しかったし、彼のためになると思いました。もちろん犯した罪を償うのは当然だけど、キヨは僕らの世代にとって、あれほどのスターですからね。ゆくゆくは野球界にも戻ってきてほしいし、それが本人のためにもなると思ってます」