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いざワールドマスターズゲームズへ。
杉村太蔵の新たなる挑戦。
text by
林田順子Junko Hayashida
photograph byTakuya Sugiyama
posted2017/04/25 11:00
高校時代の1997年に開催されたなみはや国体で優勝もしている杉村氏。特にそのサーブに関しては、プロレベルにあったと言われている。
「37歳で新しい挑戦ができて、ワクワクします」
そんな杉村に対して、堀さんからアドバイスが。
「キーとなるのはサーブとボレー。そこからロブとスマッシュをうまく使えれば、試合を有利に運べる可能性はあります。本当は体重を10kg落として、持久力をつけるとさらにいいんだけど(笑)」
普段からテニスはしていても、公式の試合に出るのは約20年ぶり。久々の体験に、杉村も興奮しているようだ。
「高校生以来の試合なんですよ。37歳になって新しい挑戦ができて、仕事とは違う緊張感を味わえるのも、少しずつでもずっとテニスを続けていたからこそですよね。勝ち負けよりも、今でも試合に参加できるということにワクワクしますよね。試合の雰囲気を思う存分楽しんできたいと思っています」
杉村のオークランドでの戦いは間もなく。
試合の模様はNumberWebで5月上旬にレポートする。