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甲子園にも球数制限を設けるべき。
斎藤佑樹、太田幸司の頃とは違う。 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byTakashi Shimizu

posted2017/04/04 08:00

甲子園にも球数制限を設けるべき。斎藤佑樹、太田幸司の頃とは違う。<Number Web> photograph by Takashi Shimizu

延長再試合は、甲子園のドラマの1つの頂点である。しかし、投手にかかる負担を考えれば、手放しで賞賛もできない。

公立を保護するのか、投手を保護するのか。

 公立を保護する護送船団方式か、投手を保護した上で日本野球の隆盛を図るのか――どちらがいいか答えは出ていると思う。

 三浦銀二投手の話に戻ると、準々決勝の第2試合、報徳学園対福岡大大濠戦で三浦は登板しなかった。体調に問題はなく、試合の終盤にブルペンで肩を作る姿も見ている。

 しかし、八木啓伸監督は最後まで三浦をマウンドに送り出さなかった。三浦は出たかったと思うが、1球で壊れることがあるのが投手という生き物である。その一方で高校野球の監督は甲子園での勝利が自身の実績になるので、過去、名監督と言われる人ほど投手を酷使せざるを得なかった傾向もある。

 そういうことを考え合わせると、八木監督という人は相当な人物である。夏の大会では三浦に続く好投手を是非見せてほしい。
 

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#太田幸司

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