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原口元気とゴールの微妙な距離感。
代表では量産、クラブではまだ1点。 

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遠藤孝輔

遠藤孝輔Kosuke Endo

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posted2017/03/23 12:40

原口元気とゴールの微妙な距離感。代表では量産、クラブではまだ1点。<Number Web> photograph by AFLO

EL出場圏にいる好調ヘルタでも、原口元気の役割は確固たるものだが、攻撃面での存在感が増せば、さらなるステップアップも望める。

今季のノルマは「6ゴール6アシスト」。

 もちろん、原口自身にも問題がないわけではない。前述したとおり、決定率の低さは火を見るより明らか。イビセビッチやカルーに比べ、シュートレンジが遠くなる場合が多いとはいえ、なかなか枠を捉えないミドルの精度を高める必要はある。逆サイドからのクロスに合わせるタイミングを磨けるかも、得点力アップに向けたポイントになりそうだ。

 約半年前、ダルダイ監督は原口に「6ゴール6アシスト」という具体的な成績のクリアを要求した。この年間目標を達成するには、残り9試合で5ゴール・4アシストを決めなければならない。これまでのペースでは届かない数字だ。しかし、昨シーズン終盤に突如として眠っていた得点力を呼び覚まし、ゴールを量産したユリアン・ブラント(レバークーゼン)やアンドレ・ハーン(ボルシアMG)のような例もある。

 本人は「(代表とクラブでは)役割がぜんぜん違う」と語っているうえ、対戦するディフェンダーやゴールキーパーの質の違いは否めないが、まずは目前に迫るロシア・ワールドカップ・アジア最終予選での得点に期待したいところだ。ダルダイ監督から課された要求をクリアした暁には、これまで全くと言っていいほど聞こえてこない「ステップアップ移籍」の噂が急浮上しても不思議はない。

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