イチローの名言
僕の野球人生、将来も過去も含めて、あれがすべてを打ち消してしまう可能性のある打席だった。
イチロー(MLB)
2009年、第2回WBCでのイチローは極度の不振に喘いだ。準決勝までの8試合で38打数8安打、打率.211。ノーサインなのにもかかわらず送りバントを試みたりもした。そんなイチローに決勝戦の韓国戦、3対3で迎えた延長10回表、一打勝ち越しの場面で打席が回ってくる。「あの最後の打席では、『ここで三振ぶっこいて負けたら、ホントにオレの過去は何もかもがなくなるな』って思っていました」と述懐したが、はたしてイチローはヒットを放つ。プレッシャーで胃潰瘍を患うほど苦しんだとは思えない、会心の一打であった。
Number751号(2010/04/01)
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