月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
'82年組、節分、富美加、金正男……。
プチ鹿島、2月のスポーツ新聞時評。
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byKyodo News
posted2017/02/28 17:00
広島に今季加入した助っ人、ブレイジアも節分に豆まきに挑戦した。日本独特のキャンプ報道に何を思ったのだろうか。
金正男のニュースという国家ぐるみの情報戦まで。
この週は、世界を驚かすニュースも飛び込んできた。2月15日(水)のことだ。
サンスポ 1面「金正恩の兄 正男 毒殺か」
スポニチ 1面「北の女工作員に金正男毒殺か」
日刊1面「暗殺か 北の女スパイ 金正男 毒針」
芸能界どころか今度は国家ぐるみの情報戦が始まったのである。今も情報が乱れ飛んでいるのは御承知のとおり。
ちなみにこの日の芸能面では「清水富美加問題 Dr.中松『仲裁する』」(日刊スポーツ)という記事も。混迷していた。
こうやって振り返ると各分野で情報戦が繰り広げられた2月だった。
あ、そういえば「清水アキラ三男 闇カジノ出入り」(日刊スポーツ・2月10日)というニュースもあった。
普段のスポーツ新聞なら続報でにぎやかになりそうな「清水三男」だが、そのあと「清水富美加」と「三男」(金正恩)が登場し、「清水三男」ネタは埋没してしまった。それだけ騒々しい2017年2月だったのである。
以上、今月のスポーツ新聞時評でした。