フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
世界王者フェルナンデス、圧巻の2連勝。
ベテラン勢が並んだフランス杯男子。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byIcon Sport via Getty Images
posted2016/11/17 16:30
華麗な4回転ジャンプを披露した世界王者・ハビエル・フェルナンデス。GPシリーズ2勝でアッサリとGPファイナル進出を決めてみせた。
総合5位の無良は「次は全日本」と切り替えを。
無良崇人は、SPでは4トウループで転倒したが、その後大きな3アクセルなどで盛り返して6位スタート。ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』を使用したフリーでは、4トウループと3アクセルを2度ずつ成功させた。惜しいことに最後の3ルッツで転倒したものの、全体的によくまとまった演技を滑りきった。フリー170.04、総合248.42で5位となった。
翌日の一夜明け取材で、この大会を振り返って無良はこう感想を述べた。
「SPでの4回転のミスが痛かった。(フリーに関して)あの内容を最低ベースとして、今シーズン戦っていかなくてはならないということを改めて思っています。次は全日本。いかに自分が、上の二人に近づいていけるかを考えていかないといけないなと思います」
スケートカナダの8位とここの5位で、残念ながら今季はGPファイナル出場の可能性は消えてしまった。
次の試合である全日本選手権に向けて、より一層プログラムに磨きをかけていって欲しい。