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勝田か奴田原か――勝者が年間王者を
獲得する最終戦新城ラリーは必見!
text by
CINQ(サンク)CINQ
photograph byCINQ
posted2016/10/26 17:30
初日から猛プッシュするも、惜しくも2位となった勝田範彦。ランキングトップの奴田原文雄の前でゴールし、ポイント差を7.1と縮め、最終戦に望みをつないだ。
日本を代表する名物ラリーコースが待ち受ける!
11月5~6日に開催される新城ラリーは、テクニカルコースからハイスピードコースまでありとあらゆるコースで戦われる。
道幅が狭い上につづら折りのタイトコーナーが連続し、選手からは「300のコーナーがある」と言われている超テクニカルコースの「SS雁峰北」や、ヨーロッパ風のコテージの建つ公園の中を通り抜け、道幅が広い観光道路の本宮山スカイラインを駆け抜けるというハイスピードコースの「SS鬼久保」が代表的だ。
さらに、鬱蒼と木々が繁った深い森の中で、路面全体が苔に覆われているために滑りやすく過去にリタイア車両が続出している「SSほうらいせん・一念不動」、ハイスピードコースとテクニカルコースが入り交じる「SS上平井」、荒れた路面で中低速コーナーが連続する「SS長篠設楽原」、そしてラリーのメイン会場で多くの観客に見守られながら走る華やかな「SS県営新城公園」など、それぞれ特徴が異なる様々なSSで構成されている。
落ち葉や落石が散乱する林道もあるためアクシデントも多い。速さはもちろんのこと、タフでなければ勝つことができないと言われているのが、新城ラリーだ。
レースだけでなく家族全員で楽しめる多くのイベントも。
ラリーの拠点となる新城総合公園には、ラリー観戦だけではなく数々のイベントが用意されている。
全日本ダートトライアルや全日本ジムカーナで活躍しているトップドライバーのデモンストレーションランや、有名ドライバーによるトークショーのほか、セリカTA64をはじめとするWRCを駆け抜けたTOYOTAの歴代ラリーカーの展示や、新型TOYOTA86のミニ・テストドライブコーナーもある。
さらに、タイヤリフトアップ、ラッキータイヤチャレンジ、タイヤフリースローなど子供から大人まで楽しめるイベントや、気軽に立ち寄れるカフェスペースが設けられるなど、モータースポーツファンはもちろん、家族連れやカップルが一日中楽しめるようになっている。