“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
最上級生からプロ1年目となる難しさ。
10年ぶりW杯へU-19世代の試行錯誤。
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byYuki Matsuo
posted2016/10/08 11:00
U-19日本代表は5日に臨んだ磐田との練習試合で4-0と快勝。この勢いを中東の地へと持ち込む。
中東包囲網と鬼門も準々決勝を突破できるか。
バーレーンに入る前に同じ中東のUAEに入って、身体を慣らしてから決戦の地に臨む。本番モードと化して行くU-19日本代表には、厳しい戦いが待っている。日本が入ったグループCはイエメン、イラン、カタールと、まさに“中東包囲網”が敷かれる組み合わせとなった。
まずはこれを打ち破って準々決勝へ進まないといけない。そして、準々決勝の相手はウズベキスタン、オーストラリア、中国、タジキスタンのグループD。ウズベキスタンかオーストラリアが予想されるだけに、茨の道となる。
だからこそ、この道を歩き抜くことは、世界へのキップだけでなく、大きな経験値を得ることにも繋がる。
「ミーティングでも、“もう内容ではなく、結果がすべての段階に来ている”と話をしました。世界に出たいと言う気持ちが重要。東京五輪、W杯に向けての決意のある23人を選んだ。最後はみんなを信じたい」(内山監督)
決戦の幕は10月14日のイエメン戦から切って落とされる。