沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
モーリス敗戦で中距離はさらに混戦。
秋のGI戦線は全ジャンルで層が厚い!
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2016/08/24 08:00
初重賞がモーリス打倒となったネオリアリズム。逃げ馬というわけでもないだけに、直線の長い東京でどんなレースを見せるか楽しみだ。
海外も、クラシックも、ダートも激戦の予感。
海外遠征ということでは、ヌーヴォレコルト(牝5歳、父ハーツクライ、美浦・斎藤誠厩舎)が、武豊とのコンビで、11月5日にアメリカ西海岸のサンタアニタパーク競馬場で行われるブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(芝2000m、3歳以上牝馬GI)に挑戦する。
そのほか、秋華賞では桜花賞馬ジュエラーとオークス馬シンハライトのガチンコ対決が見られそうだし、菊花賞では、マカヒキと同じディープ産駒で、春の二冠を争ったディーマジェスティとサトノダイヤモンドが激突する。
今年の天皇賞・春を勝ったキタサンブラック、昨年の有馬記念を制したゴールドアクターなどの古豪も元気だ。
ダート戦線も、アメリカの三冠で善戦したラニら3歳勢、帝王賞を勝ったコパノリッキー、フェブラリーステークス優勝馬モーニン、両レースで2着だったノンコノユメなど、古馬も相変わらず層が厚い。
短距離路線も……と言っているとキリがないのでこのくらいにしておくが、天高く馬肥ゆる秋の、熱い戦いが楽しみだ。