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NBAファイナルを接戦にした超人の力。
カリー、レブロンよりもアービング!
text by
生島淳Jun Ikushima
photograph byAFLO
posted2016/06/16 17:00
アービングの美しいフェイダウェイシュート。ファイナルではレブロンより、カリーよりも目立っている。
カリーの超人的、いやアーティスト的な活躍が見たい。
第6戦、グリーンは復帰戦とあって、かなり入れ込むのは間違いない。そこで怒り、イライラといった負の感情をマネージメント出来るかが民主化実現のための鍵となるだろう。
超人対民主化の戦いは続くが、もうひとり眠れる超人がいる。
ウォリアーズのステフィン・カリーだ。
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ひょっとしたら、彼のプレースタイルは超人と呼ぶにはふさわしくないかもしれない。サーカス・ショット、巧みなボール・ハンドリングを見ていると、超人というよりは「アーティスト」ではないか、と思うことさえある。
レギュラーシーズン中、このアーティストは信じられないようなパフォーマンスを何度も見せた。
ファイナルではまだ見せてもらっていない。
そろそろ、アーティストの出番のような気がする。